わたしたちは生徒・企業の方々と、
ともに伴走しながら多くの人間にとっての
チャンスを提供する会社を目指します。

弊社の代表を務める松本は、前職の制服営業時代に通信制高校・サポート校の教員の方々と接する機会が多く、教員の方々の悩みを耳にする機会があり生徒達の境遇を知ることとなりました。

■個々の事情により不登校や引きこもりになった生徒たちやご家族の心のケア。
■社会経験を通じて人との繋がりを広げてほしい。
■生徒達の卒業後の進路、就職の選択肢を増やしたい。

実際に、学校を通して生徒からのアルバイト希望についての相談を受けることが多く、特に松本の印象に残った生徒が何名かいらっしゃいます。それは、過去に不登校等を経験した方やグレーゾーンの生徒達です。アルバイト希望の相談を受け、生徒へのヒアリングを実施した上で面接へと至りました。そして、勤務開始～３か月後に、その生徒達とお話できる機会がございました。
当初は、自分自身が何をしていいのか分からず自分に自信がない印象がありましたが、社会に触れ、周囲から認められることで自分に自信を持ち、勤務開始の３か月後には大きな成長を遂げておられました。

また、採用企業や採用担当者のお話も伺うことができました。まずは、学校との連携によりスムーズな面接を行うことができた事。そして、当初は続けるのは難しいのではないかと心配していたものの、この生徒達が仕事へ真面目に取り組む姿勢を目の当たりにしたことで、障がいやグレーゾーンへの理解が進んでいった事。それにより、職場が更に活気づいたというお言葉を多数いただきました。

それ以降も、自分の進路を決めて夢に向かう生徒達や、コミュニケーションが苦手だった生徒達が自立し、成長していく姿を大勢見守ってきました。
その時に松本は、人は他者との出会いと自分の挑戦によって新しい自分を発見できる事、他者と互いに理解しあうことで相乗効果が生まれるのだという事を感じました。

２０２４年には、通信制高校・サポート校は全国で約５０００校存在し、多様性が認められる社会の中で生徒数も増加傾向にございます。２０２３年度の文部省統計によりますと、全日制高校生約２８７．７万人に対して、定時制高校は約７万人、通信制高校は約２６．４万人というデータが出ております。
通信制高校・サポート校に通いながら社会経験を望む生徒も多く、自ら活発に挑戦をしていく生徒もいれば、その一方でどのように社会に出たらいいか悩んでいる生徒もおられます。

近年は、障がい者雇用や多様性の社会というものが促進されておりますが、まだ全ての方を支援できるまでには至っておりません。
その現状に心を打たれ、松本は円滑に学校教育・社会教育ができるお手伝いができないかと思い、ライラック株式会社を創業いたしました。